#001 集合住宅の設計

title: レイクサイド竹園 (1996年制作)

 

conception:

 住まいを考えるとき、プライベートな戸建て住宅に住みたいと願う人は少なくない。

しかし、現在の日本、特に都市中心部においては、それらが難しい状況にある。

 本計画では、都市中心部に立地しながらも、日照条件やプライベート空間に配慮

した低層の住宅を供給できる、あるプランを提案している。

keywords:

key1:良好な日照条件

 1年間を通して、1階住居部に日影を生じさせないためには、一般に、2階建ての住宅では、11m程度のセットバックが必要であるが、住居下部にピロティを設けることによってそれらが解消できる。

key2:プライベートの構成

 都市中心部という公共性の高い周辺部より、住棟、住戸に居住者を導くにあたって、パブリック>セミパブリック>セミプライベート>プライベートの4段階で空間を構成し、それぞれ、駐車場・歩道>遊歩道・ペデストリアンデッキ>プレイロッド>住戸テラスを対応させた。

key3:人と車の導線分離

 駐車場間の連絡等の敷地内車路と、敷地内の歩行者主導線を、住居下部に設けるピロティおよびペデストリアンデッキにより立体的に分離し、両者が交わることが無いように計画した。

概 念 図

presentation:

住 棟 配 置 計 画
住 戸 プ ラ ン (Type A)
視点E
住棟モデル(TypeA)
建築データ−

容積率 92% 25,600m2         RCラーメン+壁式構造(1〜2F)

TypeA 2LDK                 (若年家庭用)37棟148戸

TypeB 4LDK                         (壮年家庭+身障者用)15棟98戸

TypeC 1LDK                   (単身者用)6棟18戸

視点D
視点A
視点B
視点C
全 体 模 型

 

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