!!!3月第3週のまち関連ニュース!!!

【民間主導で教育、福祉施設を!オランダ村再生でシンポ/長崎】
 昨年十月に閉園した長崎オランダ村(西彼町)の跡地利用について、機能複合型施設作りを目指す同町は十日、同町農村改善センターでシンポジウムを開き、再生へ向けたアイデアが提言された。
 同町は跡地所有者のハウステンボス(佐世保市)から依頼を受け、活用策を探ったが、一括売却先が見つからず、代わりに教育、福祉などの多機能を備えた民間主導の「ミニタウン」として再生を検討。四月に官民共同の委員会を発足させる。
 シンポでは長崎国際大の片岡力、青山有三両教授、綿祐二助教授の三氏が再生案を発表。「グループホームなど小規模な社会福祉法人を誘致し、
全国に先駆けた福祉のまちづくりを」「PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で特定事業会社を設立し、体験学習施設を」「学生ベンチャー企業を入れては」などの意見が出ていた。
 意見交換会ではオランダ村の冨多博社長、村山一正町長も参加、集まった町内外の約三百五十人と活発な議論を交わした。シンポジウムは三回行う予定で、内容は同委員会に反映される。(西日本新聞)[3月11日]

【環境問題に取り組む県内住民グループ 活動の連携強化目指しネットワーク結成】
 宮崎県。非政府組織(NGO)と環境省などが協力して今年二月、熊本県芦北町で初めて開催された「九州環境ボランティア会議」を契機に、環境問題に取り組む県内の住民グループなどが「師弟ネットワーク宮崎」を結成、十日に宮崎市内で発会式を開いた。環境問題で住民の連携を強め、二〇〇四年の同会議の宮崎誘致を目指す。
 同ネットには、ウミガメ保護などに取り組む佐土原町の「河川環境健康問題研究所」の所長で、同会議の実行委員長を務めた富士持吉人さん(67)の呼びかけに応じた十グループが参加。発会式では、環境省の職員が「ネットワークのうねりで政府を動かすこともできる」と激励した。
 同ネットは今後、各地の住民グループなどと連携しながら、環境問題にへの県民の関心を高め、〇三年には、九州環境ボランティア会議宮崎大会へ向けた実行委を発足させる予定だ。
富士持さんは「宮崎には、他地区に比べてまだ豊かな自然が残っている。海や川、山の生物との共生を訴えていきたい」と話した。(西日本新聞)[3月11日]

【「街に元気を」黒崎の若手奮闘 TV番組を制作中】
 北九州市。黒崎の街に自ら元気を“注入”しようと、商店街の若手グループ「KIT―21」がテレビ番組の自主制作に取り組んでいる。十二日に地元出身の俳優、光石研さんと黒崎商店街を歩きながら撮影。番組は、四月にケーブルテレビの地域チャンネルで放映される。
 番組のタイトルは「SAKIKURO」。黒崎の二字をひっくり返し、「黒崎の先にある明るい希望を見いだそう」との願いを込めたという。光石さんが出演し、ベネチア国際映画祭に出品された映画「RESET」の試写会が十二、十三の両日、門司区の門司港ホテルであり、光石さんも来場するため、古里黒崎での撮影が実現した。
 番組は、光石さんとKITのメンバーが、黒崎商店街内を歩きながら行う対談方式。カメラ撮影を除き、編集、音入れなどはKITが行う。番組は、四月一―十五日に協賛者の字幕つきでJ―COM北九州で放映。コムシティの大型画面でも流れる。協賛は一口一万円。
 KIT―21は、映画「RESET」の観賞も呼び掛けている。問い合わせは、代表の堀敬治さん=093(621)4780。(西日本新聞)[3月11日]

【45店出店バーチャルモール誕生 遠野商工会】
 遠野商工会(多田和城会長)は、インターネットのホームページに、遠野市の新しい商店街「遠野バーチャルモール(仮想商店街)」を開設した。商店と商品、さらには観光客向けに遠野の魅力などをアピール、販売促進につなげるのが狙い。
 同モールには遠野市内で営業している事業者なら誰でも出店でき、オープン時には商工会加盟店を中心に小売業、サービス業、製造業など45店が開店した。さらに申し込みが相次いでおり、準備中の店も合わせると開店数は当面70店ほどになる見込みだ。
 同商工会はTMO(タウン・マネージメント・オーガニゼーション)機関として市から指定され中心市街地活性化事業に取り組んでおり、その一環である新世紀型商店街創出モデル事業の1つとしてバーチャルモールを開設した。
 昨年7月から地元各商店街の若手らによるバーチャルモール作成部会(多田恵一会長、会員15人)が開設準備に当たり、さまざまなアイデアを出し合った。
 トップページには城下町を思わせる通りに荷馬車や昔話のザシキワラシを登場させ、遠野らしさを演出。業種を「美味しい堂」「楽しい堂」「かっこいい堂」「面白い屋」「嬉しい屋」「美しい屋」に分類し編集するなど、興味をひく工夫もされている。
 作成に当たっている商工会の河内夕希枝経営指導員は「商品だけでなく、店員の横顔、とっておき情報、観光情報なども掲載した。これを機会に地元の店を理解してほしいし、店側もうまく活用しPRしてほしい。準備中の掲示板では消費者との意見交換もしたい」と同モールを介した新しい展開に期待を寄せる。
 2002年度中の出店料はホームページ作成料も含めて初回5000円という格安料金。情報更新を商工会に委託する場合は1回500円掛かる。トップページに掲載する広告も、月500円で受け付けている。
 遠野バーチャルモールのアドレスはhttp://www.v−toono.jp/。問い合わせは遠野商工会0198(62)2456へ。(河北新報)[3月11日]
住民側「町の誇り 引き継ぐべき」 豊郷小改築問題 第一回弁論
 滋賀県豊郷町・豊郷小の校舎改築計画をめぐり、同町の住民らが大野和三郎町長を相手取り、同小本館と講堂の解体計画の白紙撤回を求めた住民訴訟の第一回口頭弁論が十一日、大津地裁(神吉正則裁判長)で開かれた。
 口頭弁論で、住民側は「現在の校舎は文化的価値が高く、補修工事をすれば十分使用できる。町の誇りであり、取り壊せば次世代に引き継ぐべき歴史と文化を失う」などと主張。町長側は「改修してもいずれ改築しなければならないうえ、現在の校舎は子供たちにとって十分な教育環境ではない」とする答弁書を提出し争う姿勢を示した。
 同小の校舎改築問題は、同町議会が昨年十二月に講堂解体工事費の予算を可決。これに対し住民らは工事差し止めを求めて同地裁に仮処分申請し、地裁は今年一月、仮処分を決定した。さらに二月、住民ら三十五人が計画自体の白紙撤回を求め提訴した。
(京都新聞)[3月11日]

【四国札所巡り「分散型」人気 全行程1200キロを小分け】
 四国の八十八カ所札所巡り。いつかは自分も、と思っても全行程千二百キロと聞けば、なかなか踏み切れない。そんな人のために、一度で回るのではなく行程を小口に分けた「細切れのお遍路バスツアー」を福岡市内の旅行各社が今月から続々と始めた。費用も一回当たり一万円ぐらいと安く、気軽に巡拝の「第一歩」を踏み出せるとあって、まずまずの人気のようだ。
 遍路は四国の一番札所霊山寺から八十八番の大窪寺まで歩いて回るのが“正統派”。しかし、平均で四、五十日間、宿泊代を含めた費用はざっと五十万円かかるといわれる。
 そこで旅行各社が始めたのが分散型の巡拝バスツアー。全行程を十回ほどに小分け、その都度申し込む仕組み。四国へは北九州市からのフェリーを利用、現地では「先達(せんだつ)」と呼ばれる“先輩遍路”が参拝を手ほどきし、拝んでいるうちに添乗員が参加者の朱印を代行する。行き帰りは船内泊のケースが多く、一回の行程は日帰り感覚に近い。
 第一観光の場合、三―四月の一回目のツアーだけで既に二千人が申し込み、JTBでは毎月十六回のツアーを出す予定。阪急交通社は「気軽さが人気の秘密かも」と話す。各社ともこのツアーで巡拝を始めた客の二回目以降のつなぎ留めを狙うが、そもそも「お遍路さんの半分は途中で脱落する」ともいわれ、「全札所を回るのは一回目のツアー参加者のごく一部では」と厳しい予想をする旅行社もある。
 一番札所でお参りをしていた岡山県倉敷市の主婦(52)は「一度来てみようと思っていた。全部バスにおまかせ気分。半分観光気分で楽しくって」と気軽な巡拝を歓迎。福岡県須恵町の男性(55)は「各社で回る札所がズレていて、途中で他社に乗り換えにくく、今後の都合がたてにくい」と話していた。(西日本新聞)[3月11日]

【久留米市のリベール再建策 市長に説明求める 市議会予算委】
福岡県久留米市議会予算審査特別委員会は十一日、「あけぼのふれあい交流広場」(六ツ門町、仮称)と「市民交流サロン」(天神町、同)の両市街地活性化事業に関する予算案を原案通り可決した。市民サロンについては、開設を予定している商業ビル「リベール」の経営再建策について、委員会最終日の十五日に白石勝洋市長から説明を求めることとした。
 委員からは両事業に伴う波及効果やリベールを運営する第三セクター「久留米都市開発ビル」の経営状況などについて、質問が続出。同社社長の赤司睦広助役は「大変厳しい状況にあるが、再建できるよう、(市として)小手先、場当たり的な支援は考えていない。現状分析を慎重に行い、対応していきたい」と答弁した。(西日本新聞)[3月12日]

【ロケーション誘致へ支援団体 舞鶴市が府内で初めて】
 舞鶴市は新年度、まちのイメージアップを図るため、映画やCMなどのロケーション撮影を誘致する団体「フィルム・コミッション(FC)」を、府内で初めて立ち上げる。事業費二百九十九万円を新年度一般会計当初予算案に盛り込んで、市議会定例会に提案している。設立に先駆けて四月末には、舞鶴観光協会などが市内の廃校になった木造校舎などを利用して映画上映会を開き、撮影ポイントを中心に舞鶴の映像資源をPRする。
 FCは、映像制作関係者らに地域情報を発信してロケを誘致し、道路使用許可申請代行などを行って撮影を支援する公的団体。全国の十六自治体がすでに設けている。
 舞鶴市は今年秋ごろ設立予定。市内の映像資源をデータベース化し、制作会社にセールスする。撮影隊の宿泊費など直接的な経済効果だけでなく、地域のPRや、作品を通じて観光客が増えるといった効果を見込んでいる。市商工観光課は「舞鶴には海、山、まちがあり、海にも漁村、海上自衛隊、貿易港などさまざまな顔がある。その特性を生かしたい」という。
 FC設立を前に、舞鶴観光協会などでつくる「映像文化のまちづくりを進める会」は、撮影スポットのPRを目的に四月二十七日に海辺の木造校舎の旧丸山小(同市三浜)で、二十八日には赤れんがの市政記念館(北吸)で、人気グループ「モーニング娘。」の主演映画「とっかえっ娘(こ)。」を上映する。映画による地域活性化を狙って、全国七十カ所の公共ホールで公開しているが、府内では舞鶴のみ。
 料金は千円。チケットは六日から、浜の八島商店街・舞鶴アクティブパーティー事務局などで販売する。(京都新聞)[3月12日]

【街かど]路線バスのチョロQ発売−−岩国市交通局/山口】
 岩国市交通局が錦帯橋の半世紀ぶりの架け替えを記念して、市営路線バスをモデルにしたミニカーの「チョロQ」を11日、発売した。
 玩具メーカーのタカラに発注して製作したオリジナル商品。長さ約5センチ、幅と高さ約3センチで、ナンバーは2002年にちなんで「20―02」。行き先は「錦帯橋」となっている。1800個の限定発売。
 価格は1000円分のバスカードとセットで1600円(税込み)。JR岩国駅と錦帯橋バス乗り場、交通局窓口で販売する。
 市交通局は第2弾として「いちすけ号」のチョロQも5月に発売予定。こちらは岩国出身で日本のエジソンといわれる藤岡市助博士が走らせた我が国初の電車をモデルにした。(毎日新聞)[3月12日]

【市民活動サミット、新年度越前大野ふるさと大使 大野市/福井】
大野市民活動サミット。18日19時〜21時半、天神町の有終会館。鯖江市市民活動交流センターの清水孝次理事長が「鯖江市の市民活動の状況について」と題して講演。その後、県内で活動する市民団体のリーダーをコーディネーターとして5、6人のグループに分かれてフリートークし、その結果を発表し合う。
新年度越前大野ふるさと大使。市観光協会はこのほど、観光イベントなどで同市をPRする来年度の越前大野ふるさと大使に、信金職員、桜井智子さん(20)▽市職員、山瀬智子さん(25)▽会社員、皆藤真岐さん(23)の3人=写真、右から=を選んだ。(毎日新聞)[3月13日]

【天竜川の緑地に桜の名所づくり−−飯田で苗木植樹/長野】
 地元の手で桜の名所をつくろうと、天竜峡に近いJR飯田線沿いに広がる飯田市川路、時又の天竜川右岸緑地帯で10日、桜の苗木の植樹が行われた。
 両地区では国、市などによって治水対策事業が行われており、桜並木づくりはその一環。家族連れなど約500人が、暖かな日差しの中、天竜川右岸さくらの会(中島武男会長、20人)の指導で延長約2キロにわたり、2、3メートルに育ったソメイヨシノやヒガンザクラなど計約300本の苗木を植えた。併せて同市立川路小学校、竜丘小学校6年生の卒業記念植樹も行われた。
 対岸の「桜街道」には約200本の桜の木があり、来年からは天竜川の両岸で咲き誇る桜を楽しめるようになる。(毎日新聞)[3月13日]

【仙台空港アクセス鉄道 新年度着工にゴーサイン】
 仙台空港とJR東北線名取駅とを結ぶ仙台空港アクセス鉄道「仙台空港線」(総延長7.2キロ)の建設事業で、国土交通省は13日、レールなど開業設備と空港敷地内の路盤について工事施工を認可した。運営主体の第三セクター仙台空港鉄道の八木功社長が、国土交通省の石川裕己鉄道局長から認可状を受け取った。
 空港敷地外の路盤については、2000年9月に工事施工が認可されており、アクセス鉄道に関する工事施工認可は今回ですべて出そろった。02年度の着工に向け、国から事実上のゴーサインが出たことになる。
 認可を受けて、八木社長は「06年度内の開業に向け着実に工事を進めていく。02年度内には用地買収を終えたい」と話した。
 開業設備は、全区間にわたるレール敷設のほか、電気設備や信号設備、駅舎建築などの工事が中心。国のニュータウン鉄道等整備事業の補助を受け、第三セクターが工事を担当する。
 トンネルや高架などの路盤工事では、空港敷地外が第三セクター、空港敷地内(1.0キロ)は国土交通省がそれぞれ受け持つ。このうち空港敷地内の路盤については、02年秋までに工事が始まる見通し。第三セクター分の工事は03年度に開始される。
(河北新報)[3月14日]

【くまもとアートポリス推進賞 荏原九州とK.Residenceが受賞 /熊本】
 県が優れた建築物を顕彰する第7回くまもとアートポリス推進賞の受賞施設に、荏原製作所の厚生施設、工場「荏原九州」=南関町肥猪=と川津邸「K.Residence」=熊本市新土河原=がこのほど決まった。
 同賞は建物のデザイン、施工、創意工夫、人や環境へのやさしい配慮、地域づくりへの貢献度などを総合的に評価して決定している。今年度は67件の応募があり、熊本大の堀内清治名誉教授を委員長とする選考委員会が推進賞2件、推進賞選賞5件を選んだ。
 「荏原九州」は企業イメージに沿った環境への優しさと、清潔で透明感あふれる造りが、「K.Residence」は水と光を取り込むことで四季の変化を感じることができ、プライバシーを守りながらも閉鎖されない造りがそれぞれ評価された。
 推進賞選賞には「つなぎ美術館」=津奈木町岩城▽津嘉山邸「稗田の舎」=熊本市稗田町▽大仁田邸「ガレリアのある舎」=玉名市大浜町▽美容室・エステサロン「chase」=本渡市本渡町広瀬▽キューネット社員寮「希翔館」=熊本市帯山――が選ばれた。(毎日新聞)

【東海3県のNPO/64 名古屋「AJU自立の家」】

 ◇行政支援を先取り−−名古屋市昭和区・社会福祉法人「AJU自立の家」
 「手動の車椅子で入れるトイレが増えたね」「車椅子で動く歩道に乗り入れる時、床面からのカーブをもっと緩くできないか」
 中部国際空港の設計図を前に、森崎康宣さん(44)と湯浅達也さん(28)が頭をひねる。2人は、「自立の家」の運営する通所授産施設「わだちコンピュータハウス」のスタッフ。同法人の「空港担当」として、中部国際空港会社とよく連絡を取る。
 「自立の家」は2年前、有償で空港の基本設計に参加した。さまざまな障害をもつ人と空港会社による研究会をセットし、異性の介助者も入れるトイレや障害者・健常者の同一経路の利用につながった。その成果は、大型事業のバリアフリー化に新たな道をつけたと評価されている。
 障害者自身が作った「愛知県重度障害者の生活をよくする会」(73年)が前身。高校時代に事故で車椅子生活となり、福祉施設を3年で飛び出した山田さんらメンバーは、車椅子で繁華街や駅の使い勝手を検証し、反響を広げてきた。
 会は84年、市内のキリスト教会内に無認可の作業所を開設した。寄付されたパソコンで大口の自治体調査や民間のシステム開発をこなし、「OA革命」で広がった障害者雇用のモデルともなってきた。社会福祉法人化した90年には個室を備えた福祉ホームを併設。入居期限を定め、障害者が介助ボランティアや仕事を自らで見つけて自立するまでの「下宿屋」から、全介助の人も含めた45人がこれまでに巣立った。
 デイセンターや福祉機器販売・レンタル、ヘルパー派遣と事業は広がり、現在、職員総勢46人中14人が障害者。常に行政支援を先取りしてきたスタッフたち。「社会で生きる力をつけるための支援」(浅井貴代子・同法人デイセンター施設長)をめざし、その工夫と熱意はとどまることを知らない。(毎日新聞)[3月14日]

【02年原町市長選挙/上 中心市街地活性化 /福島】
 ◇サティ撤退表明で空洞化に拍車、再生へ両氏真っ二つ
 相馬市との都市間競争、深刻化する雇用問題、農林業の不振……。さまざまな課題を抱えた原町市の市長選は17日に告示、24日に投開票が行われる。今のところ再選を目指す現職の鈴木寛林氏(67)と前県議の渡辺一成氏(58)=自民推薦=による一騎打ちとなる公算が大きい。共に保守系無所属の両氏だが、市民は政策や姿勢の違いをどう捕らえ、何を託そうとしているのか。市政の課題を探った。(毎日新聞)[3月14日]

【「駅の隣の温泉」、来月27日に開業−−七飯町】
 JR北海道が渡島管内七飯町東大沼で開設を準備していた日帰り温泉「流山温泉」と、隣接するJR函館線の新駅・流山温泉駅がほぼ完成し、4月27日の営業開始を待つばかりとなった。
 同温泉は交通の利便性を生かして駅に付設した、道内で初めての施設。同社は年間18万人程度の集客を見込んでいる。施設は内風呂と露天風呂が二つずつあり、一度に140人が入浴できる。泉質はナトリウムとカルシウムを含んだ弱アルカリ性で、神経痛や冷え性などに効くという。
 周辺にはこのほか、世界的な彫刻家として知られる流政之氏が監修し、駒ケ岳の噴石を使った彫刻公園「北方列石ストーンクレージー」や、ダチョウ牧場を設置。また、駅構内には道内で唯一、新幹線の車両が常設展示され、同日から運行するSL函館大沼号とのツーショットも見ものだ。
 同社は「自然体験型観光施設整備事業」の一環として、00年11月に温泉の掘削を始め、開発面積は20万平方メートルに及ぶ。今後は03年春をめどに、パークゴルフ場やキャンプ場などを整備する予定。(毎日新聞)[3月14日]